トラウマの克服
(今回は前回記事をさらに掘り下げた内容である。)
少し行き詰まりを感じ悶々とする日々の中、私は不意に気付いた。
「私が執着、固執しているもの、それを明らかにして取り払えばよいのだ」と。
私が執着、固執しているもの、それはいったい何か?
それは、…
「トラウマ」である。
これまでにいろいろなことがあったが、そこで生まれたトラウマ、である。
トラウマはときおり私の心に影を落としてきた。
未来という陽が私を明るく照らしたとき、トラウマは私の心に影を落とした。
未来に続く明るい陽だけ見つめればよいのに、トラウマの影が同時に目に入り、得体の知れない不安に駆られてしまうことが多々あった。
思うに…、
影が目に入るのは、トラウマに執着、固執していることの表れである。
影によって得体の知れない不安に駆られると、目の前にある未来に続く道は不安だらけで行きづらい道に思えた。
行きづらいだけならまだしも、自身でその道を閉ざしてしまったこともあった。
そのようなことがこれまでに幾度もあった、それを繰り返していた。
トラウマへの執着、固執、これを取り払うにはどうすればよいか?
あくまで自論だが、トラウマは過去に起きた悪い出来事の集約かつ結果である。そして貴重なデータである。
このデータの中身を、過去⇒未来、悪い出来事⇒良い出来事、失望⇒希望、…
こんな感じで反転してみる。
するとどうだろう、そこには現在・未来の目標にまさにピッタリ、しっくりくるものがいっぱい詰まっているではないかっ。たとえば…、
「叶わなかった想い」⇒「想いを叶える」
「大切なものを失う」⇒「大切なものを手に入れる」
「あの時こうすればよかった…」⇒「これからはこうする!」
…
とりあえず大雑把に並べてみたが、人それぞれ、更に細かく具体的にあげることが可能だろう。
まず目標を決める。
目標が決まったら、あとは現在と未来に目を向けながら先に進むのみである。
もうトラウマの影が目に入ることはない。怯えることもない。
目に入ったとしても、怯えたとしても最小限で食い止められる。
強力、最強のアイテムを手に入れた。
気分はロープレ(roleplaying game、略称RPG)の主人公だ。
さぁ、冒険だ!
戦術は「転んでもタダでは起きない!」に設定した。