ある夏、深夜に起こった衝撃的な出来事(18禁)

思わぬ出来事

(これは私が娘時代の頃の話である。)
ある夏の夜深、車を走らせ自販機にジュースを買いに行く。
自販機でジュースを買っていると「ジ、ジ~」とすぐそばでセミの鳴き声が…。
近くに居るようだが姿は見えない。

ジュースを買って車に戻ろうと一歩足を踏み出した時、まるで自分の体のどこかにとまっているんじゃないか?と思うほど、一段と近くでセミの鳴き声がする。
頭や背中を手でふり払ってみたがセミの姿は発見出来ず。

「気のせいか…」と車に乗り込んでエンジンをかけて発進させた。
当時はミッション車に乗っていた。車のギアをローからセカンドに入れた時、「ブィ~、ブィ~」と車内でセミが鳴いた。
「やっぱり体にひっついていたのか」
車を停めてセミを探す。
しかしセミは見つからない…。

また車を発進させた。クラッチを踏みこんでシフトチェンジする度に「ブィ~、ブィ~」とセミが鳴いた。
しかたなくそのまま自宅まで車を走らせる。

駐車場に着き車から降りセミを探す。
泣き声の近さから体のどこかにとまっているようなのだが、いくら探しても見つからない。
「背中とか手が届かない所にとまっているのかも。家に帰ってから探そう。」
そう思って歩き始めた。

とその時、「ブギャ~、ブギャ~」という泣き声とともに、穿いていた短パンの前部がボッコボッコと盛り上がるではないかっ!!

その夜はグリーンの蛍光色の短パンを穿いて出かけていた。
どうやらセミは短パンを木だと勘違いし、短パン裾から飛び込んでいた模様。
だからギアチェンジの度に、私が足を動かす度に苦しくて「ブィ~、ブィ~」とと鳴いていたのだ!

それにしても、薄手の生地の短パンの前部がボッコボッコと盛り上がるさまは、どう見てもひわいでしかなかった。
その場で短パンを脱ぎ捨て蝉を出したい気持ちやまやまであったが、いくら深夜とはいえ、乙女が路上で短パンを脱いで下ろすなんて無理だ。
短パンに手を突っ込むというのも無理だ。

あまりのショッキングなできごとに呆然としながら、短パン前部をボッコボッコさせながら帰路につく。
誰にも会わずもうすぐ家に着く!と思われたその時、前方からジョギングをする男性が…。

私は思わず前を隠した。
しかし「ブギャ~、ブギャ~」と短パンが鳴く泣き声は隠せない。
こんなことなら短パンを脱いで逃がしていた方がマシだった…、と
後悔した瞬間、ジョギング中の男性の目の前でセミが短パンの裾からポロッと地面に落ち、次にものすごい勢いで空に向かって一目散に飛び立っていった。

この現場を見たジョギング中の男性、これを見てどう思ったのかは知らないが、とにかく今思い出してもとても恥ずかしく「衝撃的!」な出来事であった。

木にとまって鳴くセミの絵

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Posted by Sun



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