甘い話にご用心!「 ロマンス詐欺 」
甘い話にご用心!「 ロマンス詐欺 」
実話。「 ロマンス詐欺 」にご用心。
ある日、SNSに見知らぬ白人男性から”友達リクエスト”が届く。
ふだんは知り合い以外からのリクエストを受け付けないように設定してある。
ところが先日、同窓会の席でその設定を解除し、元に戻すのを忘れていた。
それにしてもかなりのイケメン…。
しかし、こうした見ず知らずの人からのリクエストの中には、アカウント情報を抜き取るのを目的としたものもあると聞く。
迷わず「非承認」のボタンを押す。…が、押す瞬間にマウスがすべって「承認」の方を押してしまったではないかっ!!
すぐに彼から「リクエスト承認ありがとう」とお礼のメッセージが。
メッセージの内容はとても丁寧、感じが良い。ちょっと安心。
私は英語はスペリングも話すこともロクにできない。
そのため(とっても情けない話だが)、それからは翻訳サイトで翻訳⇒コピペ、しながらその人とやりとりを始めた。
ある日のメール、「あなたに贈り物をしたい。住所を教えて」とあった。
「いくらかのお金を送るから、それであなた自身をケアしなさい」というのだ。
まるで「あしながおじさん」みたいな展開!
ポ~ッとなるところだったが、
待て!相手は見ず知らずの人だ。
むやみやたらに住所を明かしてはいけない!
冷静さをとり戻し、「あなたの住所も教えて下さい」と返事を送る。現地は真夜中、ふだん寝ているはずの時刻なのに、なぜかすぐに返事が来た。
彼は住所を明かすことなく、「なぜ住所を教えない?」とメールで言ってきた。
(よっぽど早く住所が知りたいようだ。)
そして「My honey!」「My dear!」と連語してあった。
英国在住、英国人ということだったが、「I wanna~」とアメリカ英語が書かれており、「ん?」と思ったことはあった。
英語は出来ないが洋楽はよく聴く。英国は普通「I want to」という。
住所も明かそうとしない。
これは何かおかしい…。何かあやしい…。
SNS、英国人、住所教えない、贈り物、My honey、My dear、…
とにかく思いつくままのキーワードでネットで検索をかけてみる。
すると、なんと見事にヒット!
「ロマンス詐欺」、「国際恋愛詐欺」というものがあるらしい。
その内容と照らし合わせてみたところ、ほとんどビンゴだった。
それら詐欺について、注意喚起を行っているブログを見つけたのでそこをたずねてみる。
詐欺師(scammer)かどうかは、SNSで使われているプロフィール写真をgoogleの画像検索にかけてみれば分かる、とあった。
詐欺師(scammer)は他人の画像をプロフィール写真として使用している為、もしクロ(詐欺師)なら、他人の画像や情報が検索結果として表示されるというのだ。
やってみたところ、、、
ヒ~ット!HIT!!見事にヒットした。
プロフィール写真は、米国にある不動産会社のホームページ上に掲載されている社長の写真だった。
「クロ」、確定!!!
「クロ」の場合、即刻ブロックして連絡を絶つように、とあったので即行ブロックした。
それにしても、甘い話にはご用心!
危うくだまされるところであった。
被害を少しでも食い止めようと地道に注意喚起の活動をされているブログです。⇒”カブールでコーヒーを”
ロマンス詐欺、国際恋愛詐欺についての概要は⇒こちら(wikipedia)