なんちゃらハラスメント【高校】

なんちゃらハラスメント

(前回の話はこちら
学友から「看護科にイジメをする教師が居る」という話を聞いて、
「本当だろうか?」と思う半面、
全くないとも言い切れない、思い切れない自分が居た。
高校時代にハラスメントを経験したことがあったからだった。
それは家庭科教師によるものだった。
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home-economics

家庭科は大好きな科目のひとつだった。
手芸やお料理をつくることが大好きだった。

私は小学生の頃からパンツ、靴下、運動靴が破れたら自分で針と糸を使ってきれいに繕って履き続けた。
高校生の頃は自分で着る服をミシンで縫って手作りし、仕事で忙しい母に代わって食事、お弁当を作っていた。
そんなこともあり、小中学校を通し、家庭科は得意中の得意の科目であった。

高校での授業、提出物はきちんと提出し、テストの点数もそう悪くはなかった。だが家庭科の評価だけ毎回5段階の「2」だった。

number-2小学校からその時まで、他の教科でも「2」は見たことがなかった。ちょっと驚きだった。
その後、学級担任の先生に呼び出された。「2」は進級にひっかかるから気を付けて、ということだった。でも、家庭科の出来が悪くて落第するなど、私には全く考えられもしないことだった。

いつも家庭科のテスト答案が返ってくると、点数の横に赤ペンでいろいろ書いてあった。「あなたは私の悪口をみんなに言っている。…」「あなたは…」、全部私に対する悪口だった。
ある日みんなの答案を見せてもらった。みんなは点数しか書いてない。いつも「点数のみ」だという。
私の答案にだけ…、であった。
「この先生にだいぶん嫌われているんだろうね…」、帰宅して母とそう話した。

心当たりがあった。
家庭科の授業中、分からないことがあるとクラスメートはみな私に聞きにきた。
「私じゃなくて先生に聞いて。」と言うものの、先生は一人で40人ほどの生徒を見ており順番がなかなか回ってこない。
そのため、多くの生徒が私のところに来た。
「あの先生、聞いても怒るばっかりで教えてくれないのよね」友人がそう言った。その言葉がたまたま先生に聞こえたのではないか?と感じたことがあった。

そして、進級できるかどうかが決まる学年末の評価。
あろうことか、家庭科の評価は、10段階の「1」であった。

number-1

学年末の「1」というのは、他の教科が全て「10」であっても進級できない、に値するものだった。
担任の先生は「めったに見ることのない数字、極めて稀なもの、初めて見た!」と興奮している始末。

いくらなんでも…
ここで私はやっとブチ切れた。頭に来た。
しかし、私よりもいち早く頭に来ていたのは母の方であった。

校長室で三者面談する母とSun

そうそうのことでは他人を怒鳴ったりなどしない母が、学校に即行。
「うちの子が家庭科でこんな評価を受けるのは間違ってます!おかしいです!」と校長室に怒鳴り込んで行った。

校長室。母と私と校長先生。
この席で、完全にブチ切れていた私は
「学校を辞めます!」と宣言。

即座に慌てる校長先生と母。
「辞めたらいけない!」とふたりは必死に私を説得する。

入学試験時の成績はトップテン内(この時に初めて知った)、これまでの成績、それらをふまえても「これは確かにおかしい」ということで、学校による事実確認が行われた。
そのあと、校長先生から謝罪があった。
校長先生によると、家庭科教師は私と「ウマが合わなかった」そうである。
「教師も人間なので。本人にはちゃんと注意いたしましたので。」
そう校長から説明があった。

私は退学する気マンマンになっていたが、校長先生と母に説得されて、なんとか退学を思いとどまった。
高校生の時、このような経験があったのだった。

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Posted by Sun