なんちゃらハラスメント【序】

おいたち, なんちゃらハラスメント

これまでおいたちで「突然の解雇」、その後は検診車のドライバーとして働く、というところまで綴ってきた。
ところが先日の「母の骨折」の記事内で看護学生であったことを書き、実にフライングをした。(時系列に沿っていない記事をご覧になり「あれ?」と思われた方がいらしたかもしれない。)

あえてのフライングであった。
正直なところ、それ(看護学生や看護の仕事)についてこれまで書けずにいた。
それは私にとって、あまり思い出したくないことであったからかもしれない。
内容が重いため書くのを躊躇した、というのもあるかもしれない。

あえてのフライングの後、私は少し昔を振り返り考えていた。
私は看護の資格を取った。
看護師として病院で少し働きもした。
しかし現在は看護の仕事に就いていない。

私と同じように、看護の資格を持ちながら、実際は看護の仕事に就いていない、就けなかった、続けられなかった、という人は世の中に大勢いることかと思う。

当時のことはあまり思い出したくない。
でも今まさに、あの時の私と同じ心情、同じような経験をされている方が世の中には居る。
そして、同じような事柄は看護以外の職種、学校、職場においても起こりうる。

当時の私は分からなかったけど、今だから分かる、今だからこそ書けること、があるかもしれない。…そう思えてきた。

傷ついたハートの画
なので、少しずつ綴っていこう、と思う。
内容が重い、と思われたら読み飛ばしてくれていい、
興味がある、同じ環境にあった、今同じ、という方は
このまま読みすすめて欲しい。

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おいたち話をつづけていこう。
検診車ドライバーは派遣の仕事で、将来に渡って働ける仕事ではなかった。
その後、私は看護学校(夜学)に通う。
訪問看護の仕事をしたい、という思いがあった。
そのため、准看護科卒業後は同じ学校の看護科への進学を希望していた。

二年間の准看護過程を無事に終え、卒業を迎えた。
この時、一番の仲良しで互い励ましあいながらやってきた学友から、思いもよらぬ申し出、というかお願いというか、忠告というか、懇願があった。
それは…、

「お願いだから進学はやめて!」というものだった。なんでも…

「看護科にはイジメを行う教師が居る。
人当りがよく、皆から好かれ、成績が良い生徒がその教師のターゲットになる。
Sunは絶対にそのターゲットにされるわ、私にはわかる。
だから進学するのは止めて!」
ということだった。

「そういうのはただの噂話だよ~」と言う私に対し、学友は
「私の先輩が今そのターゲットになっているの。退学するか体を壊して倒れるかのどっちかしかない、と困ってる。それで調べてみたの。毎年必ずひとりの犠牲者が出てる。だから、進学するのは絶対にやめて!」
と彼女は泣きながら懇願した。

そこまで思ってもらえるなんてありがたい、心からそう思った。
しかし、「本当だろうか?」と半信半疑でもあった。
仮にそれが事実の話であったとしても、そのターゲットが「私」と断定する根拠はない。

でも少し不安はあった。なぜなら、
私は高校時代にハラスメントをまさに経験したことがあったからだった。
(次回につづく)

ハラスメント, ブログ

Posted by Sun



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