春の訪れ
春の訪れ
春の訪れ 、心待ち。
写真は冬の真っ只中、12月に撮ったもの。
見るからに寒そうな風景である。
最近、ブログの更新が少しばかりご無沙汰になっていた。
そうしているうちに時はあれよあれよと過ぎて、はや3月。
先日3月1日は、発達した低気圧により日本全国は大荒れの天気であった。
各地で記録的な気温高や、大雨、暴風が観測され、近畿地方、関東地方では「春一番」の発表があった。
しかしその一方で、北日本の方では数年に一度の猛吹雪に見舞われる所があり、日本列島が春のエリアと冬のエリアで二分されるような感じであった。
春の嵐は過ぎ去っていったが、気温や天候が変わりやすい時期であり今後も油断大敵だ。
今の時期は高気圧と低気圧が交互に日本の上空を通過している。そのため、天気の移り変わりがとても激しい。
また、春は日中太陽が出ている時間が長くなる。それだけ長く太陽の光で地面が温められ、空気も暖められるのだが、地面は温まりやすく冷めやすい性質があり、太陽の光があたらなくなると急に温度が下がる。このようなことから、春は朝晩と日中とでは気温が大きく変化し、寒暖の差が大きいので注意が必要である。
最近、日中は本当に暖かい日が多くなってきた。
岸壁で釣りをする人、うっすらと霞んで見える島々、
目にうつる景色、風景もすっかり春めいてきた。
遠くの島々や景色がぼんやり霞んでいるが、写真がピンボケではなく、これは「春霞(はるがすみ)」によるものだ。
「春霞」は平安時代の頃から春の風物であり、和歌などにも詠まれている。
春霞 たなびく山の さくら花 見れどもあかぬ 君にもあるかな
紀友則(きのとものり) 古今和歌集
春霞がたなびく山の桜花はいくら見ても飽きることがありません。それと同じように、いくら見ても飽きないあなたです。(それほど私はあなたのことが好きなんですよ~と熱烈にアピールしている歌である。)
さて、春霞とは具体的には一体何ぞや?
春霞とは、霧や靄(もや)、偏西風に乗って大陸から運ばれてきた黄砂などが原因で、景色がぼやけたり霞んでみえている状態のことを指している。
ちなみに、春先は植物の活動が活発になり水分の蒸散が活発化し、大気中の水分が増える。気温が下がるとそれら水分が細かい水の粒となって目に見える状態になる。これが霧や靄である。
春霞の原因は霧や靄、黄砂のほか、近頃では平安時代にはなかったPM2.5(ぴーえむ2.5)が含まれており、これはとてもかなしいことである。
PM2.5は非常に小さいため(髪の毛の太さの1/30程度)、肺の奥深くまで入りやすく、呼吸器系への影響に加え、循環器系への影響が心配されている。
詳しくは下のリンク先へ。
👉環境省 微小粒子状物質(PM2.5)に関する情報
👉全国のPM2.5情報・予報サイト
今が見頃の梅の写真をアップ。
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娘が保育園児時にペーパー芯で作った雛飾り
15年物