スリル満点 ツリーハウス
スリリングでワンダフルな ツリーハウス
お盆の間、てヲとるでお手伝いした際、 ツリーハウス で起きた出来事である。
宿泊客で満杯の夜、私は屋外の桜の木の上に作られたツリーハウスに泊まった。
元々このツリーハウスは宿泊部屋のひとつだが、宿泊希望されるのは、とっても好奇心あふれるネイチャリストがほとんどで、空き部屋のことが多いらしい。
ご多分にもれず、その日もこの部屋のみ空いていたので、寝ぐらとさせて頂く。
早速この部屋で寝支度を整えていると、目の前に、下界ではあまりお目にかかれない珍しいムシ発見。(この施設=UB1:ウマバは山の上の方にある。)
ということで、すかさずiPhoneでこのムシを記念撮影。
娘にLINEで画像を送り、自慢する。
そろそろ寝る時刻。
なんとなく怖いので、灯りをともしたまま寝ようとするも、
灯りを灯しているとこんなふうに👉
屋外にいる虫が、どんどん入って来るようである。
なので灯りを消して真っ暗にして寝ることにする。
その日は疲れていたのか、しばらくするとすぐに眠りに落ちた。
が、夜中にふと目を覚ます。…、…、…と、
首、首っ、首筋にっ、何かが、何かが這っているっ!!!
しっ、しかもっ、長いっ。
長~い、長~い、何かが這っている~、~、~
ちょうど外では雨がシトシトと降り出していた。
「この長さって…」
「たしかムカデって湿気が好きだったのでは…?」
「もしや、もしやっ、もじや~っ!!!」
「がびざば、ぼどげざば、おだずげぐだざいばじ~(神さま、仏さま、おたすけくださいまし~)」
真っ暗闇の中、それからは完全に息を止め、体を這っているムシの行く末に注意する。いや、全神経を集中する。
首筋から脇に行った。
脇の下に行った。
お腹、
お腹の下…、
行った~、行った~!ズボンの所まで行った~!やった~!!
すかさず立ち上がり、灯りを灯し、ズボンを脱ぎすてようとしたその瞬間、「ポトッ」と足元に落ちる音。
「ギョエ~、落ちたーっ!!(*_*)」
「ムシが向かう方向を見定めてから移動しよう!」と逃げ出す体制を構えながら足元に目をやる。
すると、
そこに居たのは寝る前に記念撮影したあやつではないかっ!(ページ2へGO)