もし知っていれば…。【筆跡鑑定】

父の死の真相を明らかにしようと、自らの足と行動により色々なことを調べていったが、そんな中、義母の驚くべき嘘にいつも仰天するばかりであった。

人間、生きていれば嘘をつくことも多少ある。
尾ひれはひれをつけてオーバーに表現してしまうこともある。
しかし義母の嘘はこれらとは質が違った。

父の戸籍が各地を転々としているのが分かった時、私は「そういえば父の免許証はどこに?」とふと気付いた。

 

転籍は父の免許証を使用し、無断で手続きされた可能性が高い。
このまま義母が父の免許証を所持したままだと危険に思えた。
それに、何かひとつでいいので父の遺品が欲しい。

私は「遺品として父の免許証を私にください」と義母にお願いした。
義母は応じてはくれなかった。
そのため、内容証明郵便を送って再度お願いした。
すると義母から内容証明が届いた。
それにはこうあった。

「運転免許センターに問い合わせをしました。
…、(中略)…、本人が亡くなっている事でもあり、△年〇月×日までに失効するのであれば、特に手続きをしなくても、問題はない。とのことでした。
そのため、免許の抹消と返還はいたしておりません。△年〇月×日が過ぎましたので、亡き夫〇〇〇〇〇(父の名)の自動車免許証は、自動的に失行しました。以上、ご連絡致します。」

実は死後間もなくして、妹が義母に免許証のことを尋ねていた。
義母は「運転免許センターに返還した」と妹に説明していた。
だがこの内容証明によると、返還などしていなかった。
しかし、義母の嘘はそれだけでなかった。

後に私は免許センターに赴き父の免許証を照会した。
△年〇月×日に免許証は失効した、という上記の内容証明をもらってから二年後のことだった。
驚いた。父の免許証は失効などしていなかった。生きたままの状態であった。

嘘も大概に…であるが、さすがにここまでくると「これは内容証明ならぬ、ウソ証明じゃないか!」と笑いさえこみ上げた。
それにしても父の免許証は一体何処に?

免許証は偽造免許証や偽造パスポートに利用できるので、ダークな世界では高額で売買される、と聞いたことがある。
売り飛ばしたか、それとも義母が持ったままなのか?

免許証の裏面は紙質だ。故に指紋がつくと取れにくい。
そのため、父の死の真相を知る手がかりのひとつでもあった。
いずれにせよ、私に手渡すのは義母にとって不都合であったということである。

それから、死後に明らかになった父名義のサラ金借金と家のローンだが、
サラ金は死の直前に融資限度額を引き上げてほしいという申し出があり、対面で手続きが行われたということだった。
父は危篤中で手続きをするのは無理だ。家のローンも同様だ。
第三者、父になりすました人間が居る。
しかし当時は、それらを確認したり証明したくても、確認や証明のしようがなかった。

最近、筆跡鑑定のプロによる筆跡鑑定サービスが存在することを知った。
このようなサービスがあることを当時知っていれば…、活用できていれば…と今となっては悔やまれる。

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