なんちゃらハラスメント【看護学校②】 - ぶろがーSunの 打ち明け話

なんちゃらハラスメント【看護学校②】

なんちゃらハラスメント

(前回の話はこちら

来る日も来る日も、レポートの書き直しの日々は続いた。
3年過程の最後の年は病院実習が大半。
実習担当の教員は数名いた。やっとイジメ教師から逃れられる、そう思っていたが甘かった。
イジメ教師が私の担当だった。
イジメ教師は実習の全てにおいて権限がある実習担当主任だった。
なにもかもがこの教師の思いのままだった。

実習中の班長(リーダー)役は、ほとんど私に割り振られていた。
私が班長の雑用をこなしている間に、クラスメートはその日のレポート(実習記録)を書き終えて提出した。私はレポートを書く時間すらない。
「班長はクラス全員で交代に、にして欲しい」と担任教諭にお願いに行った。
全ての権限はイジメ教師にあったので、「たてついたら余計にエスカレートするだけだから我慢して。ここまでこれたのだから、あともう少しの辛抱よ。負けないで。頑張って」と励まされた。

実習をこなしながら、相変らずレポートを作成、書き直しに明け暮れる毎日。
以前は5回目まで提出しなければならなかったが、実習では期限がなかった。何度書き直しても、何回提出しても「不可」で返され、まるで地獄だった。
毎日睡眠は0~2時間。居眠り運転してしまったこともある。
いつ倒れるのか?いつ倒れてもおかしくない、ずっとそんな状況だった。

自分が倒れるのはどうでもよかったが、患者さんや人様に迷惑をかけることだけは絶対にしたくなかった。

一度だけその旨を教師に伝えた。が、「出来ない人間は全く寝れなくても出来るまでやるのが当たり前なの!」と罵倒されたあと、いくつかの人格否定の言葉を浴び、泣きながら帰宅した。

半ば当たり前のことではあるが、とうとう体を壊してしまった。
体を壊して実習を休んだ場合、「(学校にお金を支払って)補習を受ければ大丈夫」という救済制度があった。
しかしイジメ教諭が作成した私の実習スケジュールは、補習が全く受けられないよう緻密に組んであった。
実習がクリヤできない事態となった。

それまでに幾人かの教師、学校関係者が私のことを陰ながら応援、バックアップしてくれていた。が厚生労働省が定めるカリキュラムである実習のクリヤについてはどうにもならない。
「どうしてこのことにもっと早く気付いてあげれなかったのか…」、応援して下さっていた教諭が悔やんでおられた。

救済制度が全く利用できないことが判明した時点で、私の留年が確定した。
それと同時に、母子家庭ということで高等技能訓練促進費給付金(看護や介護の資格を取得するための給付金)を受給していたが、これが即刻に打ち切られた。

経済的困難が予測されると、学校側は退学を執拗に勧めてきた。
留年しても学校を続ける意志があった。
学校側に「学校を続ける意志がある」と伝え続けたが駄目だった。

その頃になりネットで「看護学校」「イジメ」と検索をかけると、私と全く同じような体験をされた、されている人の書き込みが大量にあることを知った。
今回私がブログで取りあげたのはほんの一部で、他にも色々あった。その色々も含め、どれもこれもが私の体験とあまりに酷似している。
ターゲットが存在し毎年慣例化、教諭間の派閥の存在とその影響、作文による不当評価、全く睡眠出来なくされる、他。
不適格者に対する擁護や支援もまた同様で、目的はハラスメントによるダメージの増大、であろう。

被害者=ターゲットにはいくつかの傾向がある。
人当たりが良い、人気者、成績優秀、明るい性格、真面目、おとなしい、他職種経験者、母子家庭の母親、…

ネット上には、このようなことが許されてもよいのか、これが社会の問題として取りあげられるようになって欲しい、と悲痛な叫びが多数見られる。

しかし現時点では、世の中にはほとんど、いや全くと言っていいほどその叫びは届いていない、伝わっていない。
被害妄想や、本人の努力不足、能力不足、そういった風に片付けられてしまうこともあるようだ。
訴訟を起こしているケースもあるようだが、それは稀だ。

なしのつぶてであるかもしれないが、
ここで私は一石を投じてみる。
砂粒ほどの石ではあるが、この現実が少しでも社会にふれることを望む。

同じような経験をされている、された方で、伝えたいことがある方は、右サイドバーのMailformより伝言を寄せてほしい。
どうかひとりで苦しまないで。

お便りください。
(Photo by photoAC)