めでたく離婚

前回のあらまし
・夫が行方知れずになる 「Sunのすべらない話」👉こちら
・その後は母子家庭同然に「人が好き」👉こちら

子どもが5歳のとき、夫が「離婚したい。離婚するのでSunに伝えてくれ」と私の母に連絡してきた。
それを母から聞いても別段おどろくことはなかった。
夫の居所は分からなかったが、周囲の人の目撃情報だと「いつも女性と一緒だ」と聞いていた。
その女性と結婚するので離婚したい、そういうことである。

周囲の人はみな「家庭裁判所で夫を訴えることができるのではないか?」と助言してくれた。
しかし私はそれまでに無料の法律相談を利用して弁護士に何度か相談していた。

「悪い奴(男)にひっかかりましたね」
「そんな男は叩いても鼻血が出るだけ。金は出ない。裁判はするだけ無駄。」
ということだった。

これは結婚してから知ったのだが、夫も夫の父親も働くことが嫌いであった。
実家は生活保護世帯で財産もない。
何人かの弁護士に相談したが、どの弁護士もみな同じだった。
裁判は多くのお金と時間を要し精神的苦痛も要する。
それに見合った成果は全く見込めないので裁判するのは無駄だ、というわけだ。

相手を訴えることはせず、協議離婚することにした。
夫は養育費の話し合いの際、「ない袖は振れない(払えない)」と開き直った。
養育費なしというのであれば離婚には応じられない、と言うと、「払うから離婚してくれ」と言ってきた。
「養育費月3万円」と約束したが、その約束は(なかば予想どおり)守られることはなかった。

離婚が成立したあと、古くからの友人たちと飲みに行った。
友人たちが「離婚おめでとう!」と祝杯をあげてくれ、ビールで乾杯した。
このとき祝ってくれた友人たちとはそれから以降も親しい付き合いであり、いつも私を応援してくれている。