ペンフレンド (おいたちより)
ペンフレンド
「 ペンフレンド 」
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超がつくまじめ&カタブツ、オタクだった私。
年頃になり、ボーイフレンドと共に出掛けて行く妹たち。そんな妹たちを尻目に家にこもり趣味の裁縫に没頭する毎日。(今思うと、まるで「お年寄りの日常」みたいな生活である。)
ご近所のおばちゃん達は「そろそろお年頃になるのにおねえちゃんはボーイフレンドのひとりもいないの?」と心配してくれていた。(昔はこういったことも親身に心配してくれるフレンドリーなご近所さんが多かった。)
唯一、男の子と交流があったが、それは中学校の時から10年以上に渡り文通を続けていた文通友達(ペンフレンド)だった。
私にとってその人は、家族の次に付き合いが長い。
その男の子は小学校のときに転校してきた。同じ小中学校に通い、同じ部活動に所属し、同じクラスになったこともある。
しかし話をしたことはほとんどなかった。
彼は中学生のとき、また転校していった。
その後、彼から手紙が届いた。
引越し先での近況など書かれてあった。
私は自分の近況を伝える手紙を書き、返事を送った。
高校生になっても、大人になっても、文通はずっと続いた。
男女の間に友情は存在しないと言うが、彼と私は互いに「大切な友人」だった。
ソウルメイトと言っても過言ではないだろう。
互いにたくさんの事柄を積み重ねながら、成長し大人になった。
そしていろんなことがあった。
これまでにその人と私の間において、色々な運命が何度も交錯した。
それは神さまのいたずらなのか、
神が示す、神が示した、道なのか…。
過去形でなく、現在進行形でもなく、未来形でもないSTORY。
(つづきはおいおいに)