メイドイン海の幸 今度は ハマグリ !
メイドイン海の幸 今度は ハマグリ !
ありがたき海の恵み~ by ハマグリ。
過去記事「釣り場開拓 の思い出」にも綴っているが、私は昔から海と結構なじみが深い。
今もうちの近所には浜辺があり、あることを理由に、このところしょっちゅう訪れている。
昨日、いつもの浜辺。
月齢は満月、潮位は大潮の日であった。
潮が引いた浜辺を散策中、ふと目に入ったこの光景。👇
むむっ!これは!
ハマグリじゃないか!!
しかも、とても色つやが良く、新鮮そうに見える。
こうやって浜辺に転がっている二枚貝はすでに死んでいる場合が非常に多い。
潮干狩りの経験がある方はよくご存じかと思うが、死んでいる場合、貝の口をパカッと開くと中身は空っぽか、もしくは砂や海水、蟹などが入っていたりする。
逆に、生きている場合、貝の口は絶対開かない。
「貝のように口を閉ざす」という表現があるが、まさにそのような状態、どんなに無理やりこじ開けようとしても、生きている貝は絶対に口を開かない。
貝柱によって貝の口は堅く閉じられているのだ。
さて、このハマグリは生きているのか?死んでいるのか?
それを調べるため、貝の口をこじ開けてみる。
たとえ死んでいても中身が真空みたいな状態になっているのか、なかなか口が開かない時もある。
アサリのように小さな貝はわりと簡単に判別できるが、ハマグリとなると少々大変である。
ハマグリと格闘の末、
このハマグリは生きていると判明。
海の恵みをありがたく頂戴して帰ることにした。
帰宅後、web上で「ハマグリの生死の判別法」を他にも調べてみる。
ハマグリの殻と殻を音が鳴るくらい叩き合わせ、その音を聴く方法があった。
重い音がしたら生きていて、カシャカシャと軽い音がしたら死んでいるそうだ。
しかしハマグリが二個以上必要であり、今回のように一個だけだと無理な方法だと気付く。
話は変わるが、
今日ハマグリを拾った浜辺では干潮時に、歩くこともおぼつかないほどヨボヨボの状態のご老人(おじいさん)が、杖をつきつき浜辺にやってきているのを時々お見かけする。
いつもかなり遠くからお見かけし、何をされているのかよく分からなかったが、今日はウォッチング出来るほど近い場所にそのご老人が居らした。
とにかくおぼつかない足、全ての動作がまるでスローモーション。(私の20~30倍くらいのスピードか)
その状態で、そこら辺で拾ったと思われる自分の背丈ぐらいの長~い木を杖にし、浜辺までの道のり(短い距離だが、おじいさんにとっては20~30倍の距離に相当すると思われる)を超スローペースで移動中のご老人。
転ぶんじゃなかろうか、と心配になり、すぐ近くまで行ってご老人の姿を追っていくと、ご老人は杖で地面にある海藻をのけたりひっくり返しながら海岸を進む。
おじいさんが杖で海藻をのけたりひっくり返すたび、おじいさんも一緒にひっくり返るんじゃなかろうかと心配になる。
おじいさんは何かを探しているように見える。
驚いたことに、この日はこの浜に、同じようなご老人がもうひとり現れた。
少しばかり離れたところから、もうひとりのおじいさんが杖をついてヨロヨロしながら浜辺に入ってきた。杖をつきながらヨロヨロしながら、やはり何かを探している様子。
おじいさんらは一体何を探していたのだろう?
もしかしたら蛤(ハマグリ)?
今度お会いした時は何を探しているのか、是非とも聞いてみたい。
Getしたハマグリは美味しくいただいた。
また今度浜辺に行ったら探してみようと思った。
(こうしておじいさんのような人たちが増えているのかもしれない。)
それではまた。
See you again!