おいたち番外編 其の二(おいたちより)

おいたち

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その後、末の妹は16歳で結婚し、17歳で出産した。
産院での妹はあまりの痛さに耐え切れず、「腹を切ってくれ~っ!おどれ、早く腹を切らんかいっ!わ~れ~!」と終始ドスをきかせて医療スタッフにすごんだそうである。
産婦の母として妹に付き添っていた母だが「ほんとうに穴があったらはいりたかった。それくらいはずかしかった…」とまたしても語っていた。

父の子誕生の3年後に生まれた妹のこどもは男の子だった。
あんなに父が欲しがっていた男の子。
父が家を出て数年もたたないうちに我が家に男の子が誕生とは、神さまはいたずらだ。

しばらくして父の子(5歳)と父、妹の息子と私たち3姉妹が一緒に会食をする機会があった。
その時の父は、妹の息子に「はい、お父さんのお膝においでー」と幾度も間違って話しかけ、「お父さんじゃないでしょ。おじいちゃん!」と妹から何度も突っ込まれていた。
(わが子とほとんど歳が同じだから、勘違いしてしまうのも無理はない。)

この席で妹が「この子(妹の子)と、お父さんの子ども、ふたりはどういう関係にあたるのかなー?」と何気に言った。
「名探偵コナン」で有希子(コナンの母)が語った「私の祖父の兄の娘のいとこの叔父の孫」ほど複雑ではないにしても、誰も即答できなかった。
単純に考えると「おば」と「甥」の関係で合っているのではないかと思う。
しかし今このプログを書きながら改めて頭を悩ませてしまった私である。
(すぐに答えが分かったかた、あなたは凄い!頭の回転が早いです!)

ちなみに、妹の息子は立派に成長し結婚して子供もできた。
40歳代で私もおばあさんになったわけだが、このままいくと、ひいおばあさん、ひいひいおばあさんになることも夢ではない。(番外編 おわり)

希望の象徴かざぐるまの画像
(photo by photoAC) かざぐるま:希望の象徴


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