母と私
お父さんは私にはとても優しかった。
そんな様子を母はいぶかしく思っていたのだろうか、
母は他きょうだいにはことのほか優しかったが、私には氷のように冷たかった。
長女だったが学校の制服は親戚からのもらいもの。
学校が違ったのでデザインが違う。それを改造したつぎはぎのある制服をサイズが小さくなっても卒業まで着る。
妹たちは新しい制服、卒業までの間にもう一着買ってもらっていた。
文句を言うと「あなたは長女だからいつも一番に新しい物を着てるでしょ!」と。
「いや、お古がほとんどなんだけど」と言っても話が通じることはない。
母には何を言っても伝わらない。母と私は幼い頃からそんな関係。
父と母の不和の原因はほとんどSunが作っている、と母は私によく言った。
なぜそんな風に言うのか、
冷たくあたるのか、
なぜなのか、私にはわからなかった。
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自身が子を持つ今、母の気持ちがなんとなく分からないでもない。
それについては、またおいおいにブログに綴っていけたらいいなと思っている。